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運動会綱引の必勝法!



運動会綱引

  「学校等のグランドで行う運動会の綱引き」と言っても小学生から社会人までその年齢層は幅広く、 チームの人数も10人から50人位と大きく違います。
 又、運動会の綱引きでは練習時間が少ない場合が多く、短時間で効果を上げなければなりません。
 綱引の技術は奥が深く難しいものですが、ここでは勝つコツを簡単にまとめました。
 皆様の参考になれば幸いです。



必勝法!

 【 チームの体重】
 ◎チームの合計体重を多くする!
 ・体重が多いほど有利であるが、チームワークは体重以上に重要
 ・両チームの技術レベルが同じなら、体重の多いチームが勝つ
 ・体重の軽いチームでも技術レベルが相当高いと、体重差が100kg以上あっても勝つ




 【並び方】
 ◎基本的には、前から背の高い順に並ぶ
 ・前後の身長差が大きいと、ロープが凸凹して力が分散する

 ◎小学生は、前から背の高い順で中後半以降から背の低い順にする
 ・後方に、背が低く体重も軽い小柄な子が集中するのを避けるため

 ◎ロープが先頭から最後尾まで真っ直ぐになるように、全員が等間隔で並ぶ
 ・ロープが曲がっていると力が分散する
 ・適度な間隔はおよそ1.1〜1.3mである
 ・ロープが短くて適度な間隔が確保できない場合は、ロープエンドを2m程残して等間隔で並ぶ

 ◎右利きの人はロープの左側、左利きの人はロープの右側に並ぶ
 ・基本以外でも本人が引きやすい方で引けば良い
 ・人数が多く左右に振れる場合は、ロープの右左に並べるが交互である必要はない

 ◎男女混合の場合は男子、女子、男子と交互に並べ先頭と最後尾は男性にする
 ・同性で選手に強弱がある場合も同様で、強い、弱い、強いと交互に並べる



 【ロープの握り方】
 ◎基本は右利きの人は左手が前で右手が後ろ、左利きの人はその反対
 ・右手と左手は間隔を空けないで、くっつける
 ・必ず素手で握る、軍手等は逆効果

 ◎両手は内側に絞る!
 ・ロープを握って両手を内側に絞りながら、脇をしっかりと締める
 ・左右の肩を後方に引き、胸を前に突き出す感じ

 ◎ロープを脇でしっかりはさむ
 ・脇も第三の手



 【手の滑り止め】
 ◎不要
 ・本格的な綱引競技では使用しますが、運動会での綱引には不要



 【靴の種類】
 ◎滑りにくい靴を使用する
 ・体軸が後傾になり、体重を利用して引くほど足が滑る
 ・学校のグランドで実施する場合、サッカーのアップシューズ等が良いかも?
 ・スパイクシューズは危険です。素足は怪我の元!



 【アスファルト上で実施する場合の靴とコツ】
 ◎靴底がスポンジ状のジョギングシューズが良い
 ・靴底のゴムが硬いほど滑りやすい

 ◎アスファルトの上をホウキで綺麗に掃き小石や砂埃を除去する
 ・路面に小石、砂埃があると靴底が滑り摩擦抵抗が低下する



 【基本フォーム】
 ◎体を正面に向ける!
 ・初心者は上体が起き、左足が前に出て右足を外側に開き、右肩が左肩より下がる
  (体の右側でロープを引く場合)・・・これが、初心者の典型的なダメ引きフォーム
 ・左右の肩の位置を同じにする(前後、上下共)
 ・左右の足の位置を同じにして、その幅は肩幅と同じくらいにする

 ◎空を見て引くこと!(練習無しでブッツケ本番の場合は、この一言に限る!)
 ・斜め上を見れば、自然に体軸が後傾になり体重を利用しながら引ける
 ・初心者は上を見ると左右(特に左側)に体が振れ、同じ方向に引けなくなるので注意が必要
 ・空を見て引く、引けた、また前を向く、これが戻される典型的な原因
  最後まで空を見ること!(引けても上体が起きてしまわないように注意!)


 ◎しゃがみ込む方法
 ・スタートと同時にしゃがみ込み、両脚と上体を斜め上に伸ばし、これを繰り返す
 ・この時も体は正面に向け、左右の肩は同じ高さにすること

 ◎腰で持つ方法
 ・ロープの握り方「ロープを脇でしっかりはさむ」を無視して、ロープを腰に固定して引く
 ・この時も体は正面に向け、左右の肩を同じ高さにすること
 ・利点は引かれても体が「く」の字にならないこと、難点は難易度が高いこと



  「大分コスモレディース(合計体重308kg)」VS「プロレスラー4名とレスリングの元オリンピック選手1名(合計体重516kg)」
  体重差208kgもあるが基本フォームとチームワークで大分コスモレディースの勝利!
  インドア綱引競技と運動会のフォームでは違いがあるが、基本フォームとチームワークの重要性は同じ。


  



 【チーム全体での引き方】
 ◎全員で大きな声を出して引く
 ・声を出して運動したときの方が、何も声を出さないときよりも確実に、大きなパワーが出る
  また、大切なのは、声を揃えること

 ◎ロープは斜め上に引く
 ・後ろへ引くのではなく、地面を踏みつけるように斜め上に引く
  その時にロープや体が上に浮かないように注意すること

 ・上記で説明した基本フォームとロープの握り方の維持が最も重要!



 【監督の仕事】
 ◎選手の基本フォームを修正することに専念せよ
 ・選手は基本フォームを頭で理解しても、いざ試合になると頭の中が真っ白になる
 ・選手が入場したら選手同士の間隔を指示する
 ・殆どの場合、選手は前を見て体が浮いてしまうので上を見ろと指示する

 ・初心者ほど監督の采配が大きい!



 【本当に効果があるのか?】
 最初は好きなように引かせ、チームの力関係が均衡するように分けてから、片方のチームだけに上記のアドバイスをする「 ほら、教えたチームが勝てたでしょ!」
 後は、戦う相手チームがこのホームページを見ていないことが条件かな?

 ※このページは公開してから10年以上経過してますので、今では簡単に勝たせてもらえないかもしれません。



嬉しいお便り紹介

 >つい先ほど、運動会が終わりました。綱引きは、圧勝でした。
 >本当にありがとうございました。
 >入場口に整列している間の2〜3分しか子ども達に指導することができず、大丈夫かなと思っていたのですが、 以前頂いたメールに書かれていた、
 >「大切なのは基本フォーム」という言葉どおり、基本のフォームだけを画用紙に描いて、 子ども達に見せながら説明しました。
 >「腕、足を含め、体を伸ばすこと」「上を見ること」「正面を向くこと」を教えたつもりです。
 >しかし、いざ、始まると、しゃがみこんでしまう子ども達も大勢いて、その場で大声をだして指導し、 全体が基本フォームに近づきました。
 >すると、別に引いてもいないのに、ズルズルと引けました。
 >2回戦目は、ピストルの合図とほぼ同時に、子ども達が基本フォームになれたため、あっという間に、 勝ってしまいました。
 >どうせ負けると思っていた子どもたちなので、本当にうれしそうにものすごい大喜びをしてくれました。
 >できなかったことができる、負けていたのに勝つ、こういう変化の事実は子ども達を揺り動かし、 自分に自信を持ったり、自分の可能性を信じられるようになったりします。
 >また、綱引きでは仲間との協力の大切さに気づくこともできます。
 >僕と子ども達への最高のプレゼントを、本当にありがとうございました。
 >N.K



 >初めまして、地域の役職についている64才の者です。
 >本日(10日)地元まつりにおける全区(15区)対抗の綱引き大会にて優勝いたしました。
 >今まで一度も勝ったことのない私たちの区が優勝いたしました。
 >夜の8時から1時間ほどミーティングを兼ね、練習をしただけです。
 >本当にありがとうございました。
 >未だ息の上がっている状態でキイをたたいております。
 >今から祝勝会です。懐が心配です。
 >ありがとうございました。



 >どうもはじめまして。
 >この度私たちの学校で、クラス種目の綱引きがあったんです。
 >担任の先生が、「もし優勝したら、みんなに焼き肉をおごったげる!」と冗談半分でいったんです。
 >そしたらその一言にみんながやる気を出したんです。
 >そこでどうやったらほかのクラスに勝てるかということになったのでインターネットで調べることにしたんです。
 >そしたらたまたまこのホームページにたどりついたので印刷してみんなに配りました。
 >ほんというと、私自身信じてなかったんですけど、作戦を練りました。
 >練習なしで本番に向かったので、勝てるかどうか心配だったんだけど、ここに書いてあったことを信じて試合に 向かいました。
 >すると、おもしろいほど相手をひっぱる事ができました。
 >見事に一回も負けることなく優勝しました!!
 >ホントに感謝感激雨あられでございました。
 >このことでみんなの気持ちも一つになりクラス全体で盛り上がることができました。
 >そしてお約束の焼き肉も・・・・・!
 >本当にありがとうございました!!
 >北中学校3年5組
 >M.Y&生徒一同★★☆☆


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